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【研究集会情報】
第23回常民文化研究講座 民具を語る5 開催のお知らせ

 創立50周年を昨2018年に迎えた島根県浜田市金城町波佐の「西中国山地民具を守る会」の足跡とその活動の具体的な実践を会長・隅田正三氏に、国指定重要有形民俗文化財の山村生産用具、中でも紙漉き用具を中心に会員・北村春香氏にその製法と道具をご紹介していただきます。
 民具、民俗研究の目的は、現在を生きる住民が自らの手で、地域の過去を知り、未来に活かしていくことですが、その実践はなかなかできないのが現状です。守る会は、高度成長期に見捨てられ置き去りにされていく民具を「一家一点提供運動」で収集し、「子々孫々まで大切に残す」と記録・整理し民俗資料館を立ち上げました。民具を実際使っての花田植の農作業復元など、学校児童、古老たちに新たな発見や回想の機会としての活用を志向しています。近接する歴史俗資料館には、貴重なたたら製鉄関連資料、明治期にチベット入境を試みた能海 寛の資料も収蔵されています。
 地域創生が叫ばれる今日、山陰の山村での住民主体の実践民俗学の活動報告をお聞きしたいと思います。ご関心のあるみなさまのご参加をお待ちしております。

 
■ 日 時 2019年10月7日(月)13:30~16:00
■ 場 所 神奈川大学横浜キャンパス9号館911室(日本常民文化研究所)
■ 発 表1 実践民俗学提唱50年を振り返って―民俗資料回想セラピーの取り組み―
  隅田正三氏 西中国山地民具を守る会 会長
■ 発 表2 金城民俗資料館所蔵の紙布と紙漉き道具―他に類を見ない紙民具の量と質―
  北村春香氏 浜田市金城民俗資料館 非常勤講師
■ 主 催 神奈川大学日本常民文化研究所
※ 参加費 無料、事前申し込み不要

お問い合わせ先
神奈川大学日本常民文化研究所
〒221-8686 横浜市神奈川区六角橋3-27-1
TEL:045-481-5661(内線4358)FAX:045-413-4151
日本常民文化研究所WEBサイト
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